今月2013年3月よりサイエンスカフェin静岡は16期に突入します。ポスターは今月中旬より、静鉄車内や図書館等に掲示予定です。
16期の第1弾は3月21日(木)、田部道晴教授(静岡大学電子工学研究所)による
究極の小型スイッチ「原子トランジスタ」です。
私たちは普段、ケイタイなどの電子機器を当たり前のように使っていますが、その中の主要部品である「トランジスタ」を意識することはほとんどありません。しかし、このトランジスタは小型化が進み、とうとう1個の原子がその特性を決めようとしています。この原子トランジスタへの挑戦についてお話します。
田部先生は平成24年度科学技術分野の文部科学大臣表彰で、「シリコンナノ構造を用いたドーパント原子デバイスの研究」により科学技術賞を受賞された非常に著名な研究者です。
今回は久しぶりに浜松キャンパスから工学系の講師をお招きします。同じ理系と言っても工学系、農学系、理学系は考え方がかなり違っています。先端的な科学技術の話題とともに、そのあたりもお楽しみ頂けると思います。
今回も混むかもしれません。先着順で150名までですので、ご了承下さい。
当日の混雑状況は当ブログとツイッター にて17時半頃から実況します。
ツイッターのアカウントは →
https://twitter.com/SciCafeShizuoka
なお、田部先生のご研究については、研究室のWebSiteをご覧下さい↓
http://www.rie.shizuoka.ac.jp/~nanohome/index.html
--------------------------------------------
サイエンスカフェin静岡 第74話
2013年3月21日(木)
田部道晴教授(静岡大学電子工学研究所)
究極の小型スイッチ「原子トランジスタ」
☆会場:B-nest 静岡市産学交流センター(静岡市葵区御幸町3-21 ペガサートビル6階)
地図はこちら→
http://www.b-nest.jp/map.html
セノバの向かい側、御幸町図書館の入っているビルです。
☆時間:18時〜19時半(開場17時)
17時半ごろから数学科の先生監修による「数学パズル」もやってます!
☆入場無料(無料なのに、なんと茶菓子と飲み物付きですよ。)
☆事前申込不要 直接会場へおいで下さい。
ただし、定員150名を越えた場合は安全上の問題があるため入場をお断りしています。
このため,余分な席取りはお断りしておりますのでご了承ください。
★参加対象 聴衆として高校生程度〜シニア層を想定していますが、最近は小中学生の参加者も増えてきました。「科学」と「科学者」に興味を持ってくれて,他のお客様の迷惑にならないように静かに聞いて下さるお子さんは「未来の科学者」として大歓迎です!
追記(2013/03/18) 阪東店長がメーリングリストに今回の話題の解説を書いていますので、転載します。
今月から第16シーズンへと突入です。
今回は、静岡大学電子工学研究所の田部道晴先生にお話しいただきます。
「究極の小型スイッチ「原子トランジスタ」」というタイトルのお話です。
田部先生は、平成24年度科学技術分野の文部科学大臣表彰を受賞された一流の研究者です。電子工学研究所所属でタイトルには「トランジスタ」というキーワードがあり、いかにも工学系の研究者のように思われるかも知れませんが、実際は理学系物理学の研究者と言っても過言ではないほど基礎物理に近い研究をされています。今回のご講演では「原子トランジスタ」というキーワードでお話いただきます。近年半導体デバイスの小型化が進み、とうとう一個の原子中の電子が電子部品の機能を生み出そうとしていますが、これを現代物理学の基盤である”量子論”を駆使して研究されています。大変興味深いお話です。どうぞご期待ください!
サイエンスカフェin静岡では、登録して頂いた方に毎月1回程度、カフェの情報のメールを差し上げています。登録をご希望の方は以下のアドレスにご連絡下さい。sci-cafe@ipc.shizuoka.ac.jp
Posted by 元サカ at
14:28
│Comments(0)