10月31日のサイエンスカフェin静岡、第81話は佐藤信一教授(静岡大学大学院理学研究科物理学専攻)が担当します。
おはなしは「形の不思議」!
雪の結晶や雷の放電などの複雑な枝分かれ構造、縞模様、螺旋パターンなど、自然が生み出すいろいろな形や模様を、フラクタル(自己相似性)、非平衡、拡散現象をキーワードに、物理学でどこまで理解でき、再現できるかというパターンの科学を紹介します。
自然を眺めていると、まるで何者かの意志が働いたかのような不思議できれいな形が数多く見つかります。
雪の結晶
や蜂の巣のように規則正しいものは直ぐに分かりますね。
でも、雲
や稲妻
の形、あるいは海岸線の形状のように、一見すると不規則でありながら、やはり何かの規則性を持っている「形」も存在します。面白いことに、こういうものの形は、部分を拡大していくと全体と同じ形が現れてきます。これをフラクタル(自己相似性)といいます。
たとえば、下の写真は食品売り場でも見かけることが多くなった野菜、「ロマネスコ」というカリフラワーの仲間です。(写真はウィキペディアより)
この野菜の形もフラクタルになっているのが分かるでしょうか? (ちなみに、お味の方はカリフラワーとブロッコリーの中間くらい
)
こういった面白い形をどのように考えるていけばいいのか、今回は物理学の立場から解説してもらいます。
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最近のカフェは大入りになる場合が多く、10月も入場制限をすることになってしまいました。(折角来て頂いたのにお帰り頂いた方々には深くお詫び申し上げます。)
しかし、消防法の定めにより満席になってしまったら、入場をお断りせざるを得ません。先着順で150名まで ですので、どうかご了承下さい。
ご都合のつく方はお早めにお越し下さい。開場は17時を予定しています。
(ご予約は受け付けておりません。また、遅れてくる方のための席取りもご遠慮頂いております。)
当日の混雑状況はツイッター にて17時半頃から実況します。遅れそうになったら、参考にして下さい。
ツイッターのアカウントは →
https://twitter.com/SciCafeShizuoka #SC静岡 というタグで検索すると出てきます!
(ツイッターと同時にブログでも混雑状況を実況していましたが、時間的に難しいのでツイッターのみに致します
)
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サイエンスカフェin静岡 第81話
2013年11月21日(木)
講演 佐藤信一教授(静岡大学大学院理学研究科物理学専攻)
話題 形の不思議
☆会場:B-nest 静岡市産学交流センター(静岡市葵区御幸町3-21 ペガサートビル6階)
地図はこちら→
http://www.b-nest.jp/map.html
セノバの向かい側、御幸町図書館の入っているビルです。
☆時間:18時〜19時半(開場17時)
17時半ごろから数学科の先生監修による「数学パズル」もやってます!
☆入場無料(無料なのに、なんと茶菓子と飲み物付きですよ。)
☆事前申込不要 直接会場へおいで下さい。
ただし、定員150名を越えた場合は安全上の問題があるため入場をお断りしています。
このため,余分な席取りはお断りしておりますのでご了承ください。
★参加対象 聴衆として高校生程度〜シニア層を想定していますが、最近は小中学生の参加者も増えてきました。「科学」と「科学者」に興味を持ってくれて,他のお客様の迷惑にならないように静かに聞いて下さるお子さんは「未来の科学者」として大歓迎です!