今週末11/14〜16、大谷の静岡キャンパスで静大祭・静大フェスタが開催されます。
理学部でもいくつか行事を開催しますのでお知らせします。
次の二つは静岡サイエンススクールの関連行事ですが、一般の方もご参加頂けます。
いずれも事前申込は不要で、もちろん無料です。
なお、駐車場はありませんので公共交通機関をご利用下さい。
(1)講演会
キャリアデザインワークショップ
&サイエンススペシャルレクチャー
ウエブサイト:
http://mirai-sss.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=141
日時:2014年11月16日(日)13:00〜16:20
場所:静岡大学理学部A棟A209室
受付:静岡大学理学部A棟玄関(受付は12:30開始)
スケジュール:
13:00-13:05 開会の挨拶と事務連絡
(瓜谷眞裕 静岡サイエンススクール運営委員会代表)
13:05-14:00
『電子顕微鏡で明かす世界の不思議』
西川(佐藤)繭子 (理化学研究所環境資源科学研究センター)
「目で見えない小さなものを見たい」という夢が形になった装置、それが電子顕微鏡です。
現在私は、電子顕微鏡を使い、細胞内で起こっている 象をナノメートル・マイクロメートルのレベルで明らかにする職に就いています。
実際の電子顕微鏡像を紹介しながら、ここに至るまでの道のりと、ミクロの世界の魅力についてお話します。
14:05-15:00
『ロマンの探求から社会的使命のために』
山田和芳 (ふじのくに地球環境史ミュージアム)
地理学を学んだ純粋な理系出身であった演者が、なぜ人文社会系の学問に興味をもち、環境史学を研究する科学者になったのか?そこには、大学・大学院時代、国内外でのポスドク時代、早稲田大学の教員時代の恵まれた出会いと経験がありました。
そこで学んだことは、いつの時代も人のつながりはとても大事であること、そして、自分のスキルで社会に役立つために何をすればいいのかを必死で考えることでした。今回はこの話を中心にお話します。
そして、平成27年度末にオープンする県立博物館“ふじのくに地球環境史ミュージアム”の全貌をあますことなく本邦初公開!同時にみなさんに博物館で働く学芸員という仕事について紹介します。
15:05-16:00
『錯聴の不思議』
柏野牧夫 (NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
視覚に錯覚(錯視)があるように、聴覚にも錯覚(錯聴)があります。同じ音が違って聞こえたり、存在しない音が聞こえたり、存在している音が聞こえなかったりと、その種類は多種多様です。
これらの錯聴は一見間違いのように思えますが、実は日常生活で大いに役立っているのです。錯聴の具体例を紹介しながら、音を聞くメカニズムを解きあかします。
(2)楽しい科学実験
プレ・サイエンスワークショップ「音や光の実験」
ウエブサイト:
http://mirai-sss.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=142
日時:2014年11月15日(土)13:00〜16:00
場所:静岡大学理学部B棟2階B211室
内容:
音や光を使った実験を行います。
音に関しては、音の共鳴実験・音のうなり・和音・超音波を使った超指向性スピーカーの実験・骨伝導スピーカーの実験などを予定しています。
光に関しては、光の回折の実験・光の3原色についての実験・赤外線を見る実験・紫外線を使って物を見る実験などを予定しています。
1セット30〜40分の実験を数回繰り返します。どこから見始めても大丈夫です。
対象年齢は小学生以上ですが、保護者といっしょなら小学生未満の子供でも楽しく参加できると思います。また、ご父兄の方々にも楽しめる実験を用意しておりますので、お子様といっしょにご参加できます。
問い合わせ先
・〒422-8529 静岡市駿河区大谷836 静岡大学理学部総務係内
静岡サイエンススクール運営委員会
・電 話:054-238-3080 (平日09:30〜16:30)
・FAX:054-238-6351
・メール:http://mirai-sss.jp/modules/ccenter/
なお、11/15(土), 16(日)には、他にも「キャンパスフェスタ in 静岡」のイベントが多数あります。
詳しくはこちら→
http://www.shizuoka.ac.jp/festa/s_about.html
また、11/14(金)〜16(日)には静大祭も合わせて開催しています。同じ静岡キャンパスが会場です。
静大祭の詳細はこちら→
http://www.shizudaisai.com/
追記(2014/11/14)
昨年度、退職された和田秀樹先生(静岡大学理学部名誉教授)の講演会も企画しています。
静大理学部講演会
11/15(土)14時~
理学部A棟2階
講師 和田秀樹先生(静岡大学理学部名誉教授)
演題 南アルプスに対峙する想い
★南アルプスの地質学的特徴とリニア新幹線のトンネル掘削の影響について
入場無料申込不要、直接会場へ
理学部A棟玄関前に来て頂ければご案内致します
南アルプスは、東側から甲斐駒山脈、白峰山脈、赤石山脈、伊那山脈と4つの山脈からなり、西側を中央構造線、東側を糸魚川-静岡構造線により区切られた、標高3,000mを越える高峰13座を有する我が国を代表する山岳地帯です。最近70年間の周辺地域の測地測量データから推定すると、赤石山脈は年間4mm以上の速さで隆起し、この速さは日本では最速、世界でもトップレベルといわれています。また、仙丈岳や荒川岳などでは、氷河地形のカールが存在するほか、構造土などの周氷河地形も多数確認できます。
また、南アルプスは広大な森林が残されているため、哺乳類は、ニホンカモシカ(国指定特別天然記念物)、ツキノワグマ、ホンドキツネなど30種類以上が確認されています。 一方、鳥類は、大井川上流域での調査結果では29科87種が確認されています。なお、南アルプスに生息し氷河期の遺存動物の一種であるライチョウ(国指定特別天然記念物)は、世界での生息地の南限として確認されています。
このような魅力あふれる南アルプスの地質学的特徴と、JR東海が建設を計画しているリニア新幹線のトンネル掘削の影響についてお話します。
Posted by 元サカ at
17:47
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