お知らせ

　明日21日は生田領野さん（・・・「先生」とは呼ばないで、とのことなので）のサイエンスカフェin静岡ですが、タイトルが変更になりました。
　もともとは『人工地震波で地下を見る』というものだったんですが、『M9.0超巨大地震の正体を探る　―震源域で何が起こっていたか？―』に変わりました。

　生田さんは今回の大震災が起きて以来、それがなぜ想定外の大きさになってしまったのか、全く予想も出来なかったのかを地震学の専門家としてずっと考えてきたそうです。
　生田さんからのメールには、次のような一節がありました。地震学という人命と国の将来に関わる分野の研究者の責任感と矜持が読み取れる素晴らしい文章なので、御本人の了承は得ていないのですが引用させてもらいます。生田さん、許してね

　「３月１１日の地震に先がけて何もできなかった後なので、市民の皆さんの前で「こんな研究をしています」などと嬉々として語るのは少し恐ろしいものがあります。東北太平洋沖地震の後４ヶ月間一生懸命やって来た事と、これを踏まえて東海で何ができるのか？の話を中心にしたいと思います。ずっと以前から取り組んで来た人工震源の話はもうすこし呑気な（まだ夢が形を成していないような）お話なので、分量を少なめにしたいと思います。ポスターの内容と少し変わってしまいますが、ご了承ください。」

　使用するスライドを見せてもらったのですが、今回の大地震がどうして起こったのか、これまでの学説では説明できなかった超巨大地震の発生メカニズムについて、最先端の解説になっています。
　ご期待下さい！

　会場には地震計も用意して下さるそうですよ