超弦理論で解き明かす宇宙誕生の謎
土屋麻人(静岡大学理学部物理学科)
*画像:NASA / WMAP Science Team
今週木曜日(5月24日)は、サイエンスカフェ in 静岡の開催日です。
新しいポスターをご覧になった方も多いと思いますが、今月からサイエンスカフェin静岡は第14シーズンに突入です。
お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。
私は化学が専門なので、超弦理論(超ひも理論、スーパーストリングス理論)なんて言葉しか知りません。そこで、このカフェに備えて超弦理論の入門書を読んで予習しているのですが、入門書でもやっぱり難しい。でも、どうやら超弦理論ってのは、ミクロの世界を記述する量子力学と、重力(宇宙)を記述する一般相対性理論をくっつける強力な理論のようです。これが完成すると、宇宙の姿やその誕生から、原子・素粒子・クォークといったミクロの世界のことまで、統一的に理解出来るという、まさにスーパー理論…
こんな説明では怪しいので、物理学科の阪東店長の文章を引用します↓
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今回は宇宙誕生の謎に迫ります。物の最小単位(素粒子)は一次元の「弦(ひも)」でできているとする「超弦理論」を駆使して宇宙を探る研究のお話です。「超弦理論」はノーベル物理学賞受賞者の南部陽一郎先生が最初にアイデアを出されたことで有名な理論で、この宇宙の森羅万象全てを説明できるのではないかと期待されている究極の理論です。理論によると、この宇宙は実は3次元空間ではない可能性が指摘されています。ご期待ください!
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サイエンスカフェin静岡 第64回
超弦理論で解き明かす宇宙誕生の謎
土屋麻人(静岡大学理学部物理学科)
■ 日時 平成24年5月24日(木)18:00~19:30
18時からの本編前の時間を利用して、数学パズルを行っています。今回は数学パズル解説編です。
■ 会場 B-nest 静岡産学交流センター プレゼンテーションルーム
静岡市葵区御幸町3-21 ペガサートビル6階(図書館のビルです)
地図はこちら → クリックして下さい
■ 入場無料
マイカップ、マイグラス、マイ湯のみ、マイタンブラーなどのご持参、大歓迎です。
■ 事前申込や登録不要
ただし、消防法の規定により会場は150名が定員となっています。先着順となりますので、満員の場合はご容赦下さい。
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さて、今回は「特別付録」として阪東店長からの天文情報もお届けします↓
・本日の金環日食、皆様ご覧になられましたか。雲の隙間からの観測となりましたが、すばらしい天体ショーでした。私店主は興奮気味に、早朝から日本平へ日食撮影に出かけてしまいました!
・6月4日(月)は「部分月食」が起こります。「食」が続きますね。今回の部分月食は最大でも4割弱ほど(地域によって異なる)しか欠けませんが、日食に続いてご覧になってはいかがでしょうか。20時3分が食の最大時刻となります。日食と違い、月食は月に映る地球の影を見るため、食最大時刻は地域による差はありません。
・6月6日(水)は「金星の太陽面通過」が起こります。太陽の手前を金星が横切る現象で、太陽の中に小さな黒い影(金星)が見られます。次にこの現象が日本で見られるのは105年後なので、とても珍しい現象です。もし金環日食の観察で日食グラスをお持ちであれば、ご覧になってはいかがでしょうか。午前7時くらいから午後2時くらいにかけてゆっくり太陽の手前を通過していきます。日食用グラスは必ず着用してください。
実はこの天文情報、サイエンスカフェin静岡のメーリングリストへ発信したものです。
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Posted by 元サカ at
19:32
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